自転車操業から抜け出そう!
日々いそがしくしているそこのあなた。
「これもやらなきゃあれもやらなきゃ!」
と、あたふたしていませんか?
「目の前の問題を片付けないと回らない!」
はい、わかります涙
でももしあなたが"リーダー"ならば、どこかで踏ん切りを付けなければなりません。
自転車操業は抜本的な解決にならないことが多いからです。
永遠に自転車操業を続けますか?
・・イヤですよね?
いつか誰かが助けてくれますか?
・・誰かが助けてくれる確約もないですよね?
では誰が自転車操業から抜け出すキッカケを作れるのか..
やはりそれはリーダーだと思うのです。
こういった、日々を積み上げていく"積み上げ思考"が悪いわけではありません。
やはり目の前の問題は処理すべきです。
ですが積み上げ思考だけだと弊害もあります。
積み上げ思考の弊害
- 方向性が定まらない
- トンネルの出口が見えず疲弊する
- 成長速度が遅い
方向性が定まらない
日々の問題解決を積み重ねていくので方向性がブレがちです。会社の成長戦略に乗ることが難しくなることが考えられます。
トンネルの出口が見えない
毎日同じようなことを繰り返していくうちに、「いつまでこれを続けていくのだろう」というムードが高まりがちです。そうなるとチームの士気が下がってしまいますね。
成長速度が遅い
リソースの焦点が"事業の成長"よりも"日々の問題解決"に向かうことで、事業の成長スピードは著しく低下してしまいます。
逆算思考のメリット
逆算思考とは、「目的/目標を仮置きし、必要な期間と行動を定める思考法」です。
積み上げ思考に対して逆算思考のメリットはどんな点があるのでしょうか。
- 目的地が明確になる
- 未来志向になる
- 成長速度が上がる
はい。当然ですが積み上げ思考と逆ですよね。
仮説を立てて目標に到達するための計画を立てるので、大きな推進力を生み出してくれます。
先を見ながら働くことになるので、日々の細かい問題解決に掛けるリソースは減ります。
現場から悲鳴が上がることもありますし、クレームが入ることもあるでしょう。
それでも自転車操業から抜け出すには大きな推進力が必要になります。
バランスが大事
ここまで"逆算思考"の重要性を説いてきたわけですが、現実的には積み上げ思考と逆算思考の双方のバランスが重要となります。状況に合わせて考え方を使い分けることが求められます。
ただし、私の会社のリーダーたちの多くは"積み上げ思考"しかしていません。
現実を度外視して理想を語らせると、言葉に詰まってしまいます。
現場の問題をクリアすることも大切ですが、やはりリーダーたるものビジョンを持って人を導いていきたいものですね。